まだシガーの香りが部屋に燻っている。
それだけで自分よりずっと強い存在感を示している。
口淫しながらの考え事はくだらない事だった。
ウルフにとって自分の存在は不明瞭。
シガーより上か下かもわからない。
口の中の蜜液を吐き出せば、軽く突かれてベッドに落ちた。
足を押さえつけるられる。
まだ、慣らしもしてないのに。
ああ、馬鹿。
足の筋が引き攣る。
強引に開かれた場所が熱を持ちだす。
痛い、いたい、イタイ。
ベッドと俺が悲鳴を上げる。
痛いと、伝えたいのに。
まだ続きます。